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「何ブツブツ言ってやがる！」 「あ、びみょ～にごめんねー。今お金無くてさ～・・・っていうか、前はこの辺で屑桐が助けに来てくれたんだっけ？・・・流石に今回は来ないよね～」 見知った、懐かしい声を聞いて足が止まる。 「そうだ・・・屑桐が助けに来てくれたのは、殴られた、後だったなー・・・待っててみたいけど、殴られるのはなぁ～・・・っと！」 ぶつぶつ独り言を呟く鳥居に、痺れを切らした学生が襲いかかるのを、ぱっと手が止める。 「オイタは駄目だよ～、微妙に」 ゆる～と微笑んだ彼は、そのまま、ギリっ手首を掴んで、ぽいっと放ってから、此方に走りだした。 「鳥居」 出口のところで、待ち受けるように立ちはだかっている人物に、鳥居の目が大きく見開かれて、それからにっと笑った。 「逃げ切ろっか、屑桐！」 ぱしっと棒立ちになってる屑桐の手を掴み、大きく大きく走り出す。 「まったく貴様は！」 走り出す空の下で見る顔は、血色がよくて。 「何が、『また後で』だ！！待ちくたびれたぞ！！」 怒鳴りつける後ろ姿が、スローモーションで振りかえる。 「びみょ～にごめん」 夏の空に大きな笑い声が吸いこまれて行った。 END ＝懺悔＝ あ、あれ～？ 屑剣と題打ったのにも関わらず、ちゅー（ちゅーゆうな）もしてなければ、ナニもしてない。なっ、なんだこれは！（自分自身動揺） でも、屑剣です。言いきります。 これは、コミック１６巻の屑桐さんへの質問に『七橋の剣菱さんはどう思いますか』みたいな質問の解答を見て、ぽむっと産まれたものです。 （↓水野の妄想） 「は！たるんでるとか、なんとか思ってた、屑桐さんだけど、剣ちゃんの病状とか知ったらきっと考えを改めるに違い無いわ！っていうか、改めるっていうか、知ってるとは思うけど、なんていうの？！絶対剣ちゃんの事、気になるはずよ！ そんなの、天も知ってるっていうか、私の脳の中の天のみが知ってる周知の事実よ！！ 基本的には芭無派だけどね？！ と、すると～。やっぱり剣は仲良くなっても、コイビトまで行ってても、話さないと思うのよね！！病気のこと！頑固っていうか、アレだからさあ～。 だとすると、ここは皆の姐御の登場よ！ っていうか、姐御、らぶー！！！！（紅印に夢見過ぎ） そんで、そんで・・・・」 （↑妄想一時中断） とか爆進してるけど、最初と最後と姐御シーンは決まったが、別れのシーンが上手いことうかばない。 皿を洗いながら考えること、訳５分。 丁度、バンプの『車輪の唄』に突入。 「・・・・」 『錆ついた車輪 悲鳴を上げ 僕等の体を運んでいく 明け方の駅へと・・・』 ではじまる歌詞冒頭。 『響くベルが最後を告げる 君だけのドアが開く 何万歩より距離のある一歩 踏み出して君は言う 「約束だよ 必ず いつの日かまた会おう」 応えられず 俯いたまま 僕は手を振ったよ』 Σ！！！ 「こっ！これだー！！！！！」 パクリっていうか、テーマっていうか、とにかくなんでもいい！ これもう屑剣ソング（勝手に）！ そんな感じで、ガガガガ！と打ちこんだ結果。 段々と、最初の道を失いつつ、修正しつつ。 びみょーなの出来あがりました・・・（チーン） ちっ、違うんだ！こ、こんなはずでは・・・っ！！ いい訳しても、自分の文才はどうにもなるわけではなく。 色んな謎を残しつつ、終了。 書いたものに、説明を入れるのはアホらしいと思うのですが。 一、 剣菱は、路地裏で血吐いてたら、捕まりました。ので、殴られたワケではなく、屑桐さんがみたのは、剣菱の吐いた血の痕だった。 二、 紅印の大事なモノ、は顔も知らない父親の形見という設定。・・・でも、紅印が怒ったのは、剣菱が、それを壊してしまうまで、無理をした事を怒っていた・・・。 三、 なんかもうあんま覚えてないので、全体的に色々間違ってるけど、ごめんなさい（説明じゃないよ、それ） それでは、屑さんと剣さんの逢引シーンを書きたかったというのや、 なんか屑牛を書いてるような気になったのは置いておいて、 アデュー。 水野八百起 ２００４．１１．１１ ≪new[3] NOVEL back≫ [0]TOP。 |