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横たわっている犬飼は眠っているようで、今すぐにでも、起きて笑いかけそうな気がした。 「犬飼」 寄り添って頬を撫でる。 「犬飼」 笑いかけ、唇にキスした。 今からしようと思っている事がどんなに危険な事かは分かっている。 でも、死んじゃうんだろ？ 苦しくて、死んでしまうんだろう？ それならば。 服を脱ぎ捨て、犬飼の上にまたがる。 見つかったら、大目玉ものだけど。 っていうか、殺人になってしまうのかな？ そんな事を考えながら、犬飼の体にキスをした。 まだ確実に鼓動を刻んでる。 「犬飼」 犬飼の体ならば、よく知っていた。 意識不明の中でも、感じるのか、少し頬に色が差した。 それを知って、下肢に手を伸ばす。 丹念に愛撫して、自分の内に引きずり込んだ。 「っは…いぬ…。気持ちいーか？」 どうせ、どうせならば、幸せな夢の中で。 上ずる呼吸。 最後の方で犬飼の目がうっすらと開いて「さる」と一言だけ呼んだ。 「好きだぜ」 それに笑って答えて、キスをした。 顔を離したときには、さっき目を開けた事が夢のように、瞼を閉じていた。 犬飼は「さる」という言葉以外残さずに、呼吸ととめた。 オレはそのまま、犬飼の上に覆い被さった。 「気持ちよかったよな？」 自己満足でいいんだ。 涙は無くて、むしょうに嬉しかった。 そして、悲しかった。 １秒、目を閉じた。 ２秒、呼吸が止まった。 ３秒、体が弛緩した。 ９０秒、ゆっくり体温が下がるのを感じた。 犬飼と手を繋いだ。 END †懺悔† 何、これ。 すみません。ちえ様並びにここまで読んで下さった方へ。 リクには、エロでもシリアスでも死にネタでも何でも、という事でしたので。 じゃあ、全部ミックスだ～！！！ …間違ってました。ぜっんぶ中と半端だー！！！（叫） しかも題名よくわかんない。 傘。とりあえず、傘（身を守るもの）はいらないよ。 そんなカンジ。 ものっそ遅かった挙句に、何、この駄文は。 精進いたします…。 水野やおき拝。 2005.03.30 ≪new[3] NOVEL back≫ [0]TOP。 |