■【裁きの剣】■
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「ぎゃあああ!えるぅぅ〜っ」 【裁きの剣】 しまった。 Lはそう思った。 とんだ間違い、計算違い。私ともあろう者が、こんなミス。 思ってLは渡り廊下の柱に寄りそうようにして目をきつく瞑る。 困った。 非常に困った。 それもこれも、夜神月が元気過ぎたお陰だ。どうしてくれよう、この野郎。 Lは八つ当たりするように思考する。 しかしそれを許したのは自分自身だ。どうしようも無い。 「………ッ、」 ぞくりとした。 中にあった熱の残滓がより集まってLを未だ脅かす。 喉が小さく痙攣した。 今はゆっくり眠っているだろう月の姿を思い起こす。 なんだか少し腹が立った。 「ぁ…」 とろり…とそれが溢れ出した。 生暖かいソレが内股を這う。 その感覚は、つい先程の情事を思い起こさせるに最適で。 体が一瞬で熱くなる。 (…全く!もうこんな事は御免ですよ…) みっとも無いったらありゃしない。お互いの熱に浮かされている間はまだマシだが、こんな所で独り残痕に酔わされているなんて最悪。 残された液体が刻まれながら溢れ出す。 それに歯を食い縛り耐えながら、はたと気付いた。 このままでは廊下を汚してしまう。それだけは御免だ。 伝う液が落下しない内にLは回廊から内庭に飛び降りる。 ちりりん、と鈴の音がやけに耳についた。 もう少しで用意された離れの厠に辿り着くのに…とLは苛立ちを隠し切れない。 とぷとぷ…っと月の残した精が零れ落ちてゆく。 「っ…、ぁ…、、、」 声を殺して綺麗に植わっている枝を掻き抱く。 まだ情事の余韻は色濃く残っていて、思い通りにならない体を宥めながら、熱くなる息を吐き出した時、 「えるっvV…、うわーっ!ぎゃあああ!えるぅ〜っ!!」 Lの鈴の音を犬並に聴きつけたメロが飛び出し、うずくまっているLを見つけて 悲鳴を上げた。 Lは頭を抱えた。 To be continiued …アトガキ… あまりぇろが書けなかったので、Lたんに一人でぇろくなって頂こう、と考えましたが、見事惨敗…(笑) もしかして私ぇろ文は更に苦手なんでしょうか。精進いたします…はぃ そしてLたんが相当Lたんっぽくなくなりました。 ぉうジーザス! 水野やおき 2005.10.02 ≪back SerialNovel new≫ TOP |